ACT瓦版

ACT瓦版 Vol.22(2010年11月10日発行)

新しい10年に向けて。

「芸術は究極の遊びです。人間が人間であるために不可欠な『魂の食べ物』です。近頃元気のない日本には芸術を味わう余裕こそ必須です。私たちは既存の芸術ジャンルにとらわれることなく、あらゆる創造と表現する人々を応援します」(HPより抜粋)−アーツカウンシル高松(ACT)が2001年10月にNPO法人として出発して、今年はちょうど10周年の年に当たります。

本来であれば華やかなお祝いの場を設けて、みんなで次なる10年に向けて夢を語り合うことができればよかったのですが、経済不安の長引く日本の中でそういう幸運に巡り会うことは簡単ではありません。残念なことですが、物事にはこういう季節があるのです。今はこれまで歩んできた道を見つめ直し、じっと耐えてしっかり養分を蓄え、新しい春に備えるべき季節なのだと思います。

ACTのスタートは華々しいものでした。会員数も150人を軽々と超えて地元の著名文化人がずらりと顔を揃えるというにぎやかさでした。フルスペックのオペラに始まり、いくつものジャンルの公演や講座、フェスティバル運動、誘致活動を次々に実現、提案してきました。しかし設立5年を超えた頃から目覚ましいだけの発表活動から、もっと根本的な文化運動にみんなの関心が移ってきました。

たとえば新しい愛唱歌を作る「まちうた」プロジェクトは、東京一辺倒になってしまったポピュラー音楽を人々の暮らすふるさとに取り戻すための活動としてスタートしました。子どものための演劇教室、子どものための合唱教室と合わせ、ここ5年間のACTのもっとも重要な活動のひとつです。

新しい10年のスタートに際し、私たちの新しい仕事を提案したいと思います。子どもたちの貧弱な芸術環境を一変させる仕事です。まずは勉強会を開催することからはじめます。面倒くさい議論から逃げ出さず、しっかり進みます。10年後の香川の子どもたちを心の底から楽しませる仕事です。幸福なホモ・ルーデンス(遊ぶ人)の時代を迎えるために、どうか皆さんの力を貸して下さい。

明石 安哲

アーツカウンシル高松理事長
明石 安哲

T-cityまちうた コンサート報告

“このまちのうたを作ろう”を合言葉に4年前スタートした「まちうたプロジェクト」はCDの制作をはじめ、ラジオ番組や記念ライブなど関連イベントも行なってきました。そして、総集編とも言うべき「T-cityまちうたコンサート」は瀬戸内国際芸術祭連携事業として、4枚のCD制作に参加したアーチストが集い、9月と10月に3回にわたってシンボルタワー・デックスガレリアで開催しました。

栗生 みどり

子どもたちが自然に親を愛するように、人々が自然に自分の故郷(まち)を愛することができる時代がくるように、故郷の新しい歌をここに集めた。

T-cityまちうたコンサート ディレクター
栗生 みどり

尊敬する明石師匠より「まちうた」プロジェクトのお話があったのは、2006年の春のことでした。愛するまち「高松」での日常生活や、恋や人生を、私たちの言葉で、私たちのまちの名前で「うた」を作ってCDにしたい。毎年1枚ずつ作って4枚で完結したい、という壮大な計画でした。

mirekan

▲mirekan

その年の7月よりプロジェクトは始まりました。vol.1はポップス。作詞は上村良介さん(劇団銀河鉄道主宰)、作曲は菅涼子さん、歌と演奏は菅さんのユニットmirekanという充実した役者がすでに用意されていました。多いときは毎週、ACTの事務所に上村さんやmirekanとともに実行委員会を実施し、正味約半年の歳月の流れの中、果てしない紆余曲折喧々諤々の議論の末、世にも素敵な一枚目のCD、vol.1を2007年3月31日にリリースすることができました。

翌年、vol.2はロックでやるとのこと。なんでもプロデューサーの明石さんはロック少年だったそうで。vol.2のディレクターには、四国のプロ・アマチュアに限らずミュージックシーンをエネルギッシュに開拓・紹介しつづけるデュークの長田亞子さんが任命されました。

「日本で一番小さな県は、東京にだって負けてない!と確信した瞬間だった」。地元で活躍しているロックバンドをオーディションで選び、珠玉な10曲が収録されたCDの完成記念ライブを終えての彼女の感想。

地元で活躍していたバンドをオーディションで選考してそれぞれの渾身の1曲が10曲収録された珠玉のオムニバスCD「ロックオブT-シティ」は出来上がりました。

3年目、vol.3はジャズ。高松最大の老舗ジャズバンドSWJOにお願いするということは早くから明石さんの中で決まっていたそうです。

「私たちにとって「初めて」という言葉は大変危険な言葉で、…まさにこのアルバム制作は、私たちの青春そのものと化し、その証が、この音になってしまいました」とは、SWJOバンマスの関元さんのお言葉です。そして、CD制作はまさかの最終年に突入しました。次はクラシックとのこと。

vol.4の作曲や演奏担当がアウローラになった経緯はちょっと楽しいです。

vol.2のロックバンドの一般募集の時に、バンドという文字だけを見てロックという企画を見ず早とちりしてイタリアのポップスの曲を歌ったデモテープを送ってしまったことがきっかけとのこと。「私の失敗が今回につながって、なんてラッキーなのでしょう。」これは失敗を成功に変える女、岸上美保(アウローラ代表)のコメントです。

SWJO
▲SWJO
アウローラ
▲アウローラ

一音一音をハーモニーで奏でなければならないクラシック音楽と詞との融合は、想像を上回る大変な作業だったようですが、結果として、生みの苦しみの大きさに比例する形で、宝物のような最後のCDも出来上がりました。

とうとう、明石さんが妄想したとおり、今年春に本当に4枚の「高松」オリジナルCDが並んでしまったのです。そして瀬戸内国際芸術祭連携事業として高松市さんからの委託を受けて、9月と10月にシンボルタワーでまちうたコンサートを開催することになり、9月4日は「恋」、9月25日は「人生」、そして10月16日には「高松」というテーマで企画を始めました。

コンサートを企画するにあたって最も苦労したのは、vol.2に参加したバンドに出演交渉をすることでした。なぜなら収録時と同じメンバーで、同じジャンルで活動を続けていて、かつ、秋に高松のステージに立てる環境にいるバンドが稀有と判明したからです。vol.2抜きになるのかとあきらめそうになりつつ、バンド名をしらみつぶしにネットで検索したところ、HOCCOと島津田四郎さんが現在も活動している可能性がひっかかってきました。そして偶然にもその週末(土曜日)にHOCCOが高松のDIMEでライブをやるということがわかり、DIMEのエイジさんに泣きつき本番前の彼らに会わせてもらいました。島津さんは、その夜に飲みにいったラフハウスの今城さんにだめ元で聞いてみたら電話番号をご存知とのこと、その場で電話をかけていただき出演交渉にこぎつけることができました。島津さんもHOCCOも前後の日程がつまっているのにも関わらず「喜んで」とOKしてくれました。あれは奇跡の1日でした。

9月4日は猛暑灼熱の中、9月25日は快適な秋風の中、10月16日は半袖でいたら翌朝風邪を引いていたほど寒いデックスガレリアのステージで、最終日には高松市長からのお祝いメッセージもいただき、3回のコンサートは無事終了しました。

この場をお借りして、渾身のステージを披露してくださったアーティストの方々、1組1組の出演者との丁寧な取材の後、血の通った司会をしてくださったアンリさん、終始暖かくご指導くださった塩田礼さんと中川係長ほか高松市職員の方、質の高い音響と照明を準備してくださったライフの津村さん、その他たくさんのご協力いただいた方やお心を寄せてくれた方々に、心からお礼申し上げます。

島津田四郎
▲島津田四郎
出席は会員44人中13人(委任状23通)
▲HOCCO
会場のファンが踊りだし、熱狂的なステージとなった。

全国「人名のような地名」大集合(田尾 和俊)

平成22年度総会を開催

出席は会員44人中13人(委任状23通)
▲出席は会員44人中13人(委任状23通)

8月22日、平成22年度の総会をサンポートホール会議室で開催。総会では平成21年度の事業報告、決算報告、平成22年度の事業計画、収支予算、役員の選任、会費の改定の、計6議案が提案され、いずれも満場一致で可決されました。主な事業としては、少年少女合唱団育成事業(コールジュニア)と、子どものための演劇教室事業を継続し、新規事業として子どものための芸術教育研究プロジェクトを立ち上げました。一方、理事の人数を11人から5人に縮小。理事長は島田博美氏から明石安哲氏に交代。正会員の会費を1万円から5千円に減額しました。

※ACT事務所がある旧みずほ銀行ビルは丸亀町再開発に伴い取り壊しになりました。このためACTは現在事務所のない状態が続いています。出来るだけ早くよい物件を見つけて事務所を再開させますので関係各位のご理解をお願いいたします。

差別なんて知らないよ(上村 良介)

平成22年度役員紹介

平成22年度役員紹介
▲新執行部 左から阿河、小野、明石、錦、後藤の各氏

氏名 住所 職業 趣味 一言PR、抱負
理事長
明石 安哲
高松市松並町 四国新聞社編集局 Mac、Rock、Bonsai、EOS モットーは「遊びをせむとや生まれけむ。戯れせむとや生まれけむ」(梁塵秘抄)。
副理事長
小野 修一
高松市屋島中町 西日本放送
報道制作部
晩酌しながらニュース番組をみること。 「一日一生」が人生訓。大河の一滴のように一日を精一杯生きるようにしています。
理事
錦 美弥子
坂出市京町 日本舞踊家、坂出市議会議員 神社、仏閣、史跡巡り、自然散策そしてお喋り アクトでの10年間のご縁と出会いに感謝。愛・和・絆で、これからもテンションあがりそうです。ご支援ください。
理事
後藤 努
高松市丸の内 公務員
(香川県)
おでかけ どこにでも出没するフットワークの良さを活かしてがんばります。
理事
阿河 淳也
高松市香川町 映像デザイン 映画鑑賞 高松の文化振興のために微力ではありますが、役立てるよう頑張りたいと思います。
監事
中山 千晶
高松市錦町 公認会計士 散歩 地道です。
監事
関谷 利裕
高松市築地町 弁護士 趣味はジャズギター(もどき)演奏 1か月~2か月に一度、居酒屋やスナックでライブをやっています。よろしければおいで下さい。

40億年の勇気

ACTの「子供のための演劇教室」はスタートから1年になる10月30日と31日に3回にわたって、高松市通町のあかつきホールで旗揚げ公演を行いました。出演した子供たちは10〜15歳までの8人。作品は高松空襲をテーマにした「40億年の勇気」。難しいテーマでしたが、2日間とも大勢の観客が訪れ、子供たちの迫真の演技に目頭を押さえる人もいました。

「40億年の勇気」ワンシーン「母の墓」
▲「40億年の勇気」ワンシーン「母の墓」

◆「40億年の勇気」を終えて 作・演出 大西 恵

はじけるような笑いが部屋に広がった。

子どもたちは口々に「カラカラ」と口走り転がるように笑ったのだ。その思わぬ反応に私はうろたえ、信じられない思いだった。

旗揚げ公演台本「40億年の勇気」の初めての読み合わせ。ラストシーンに書かれたドロップの空き缶に入っていた少女の骨の音「カラカラ」を読んだ時だった。

その音がなんにでも笑いに反応してしまう子どもたちの笑いのスイッチを押してしまったようだった。笑いはしばらく続いた。こうなるとちょっと注意したくらいでは効かないことを数ヶ月間のレッスンで私も学んだ。彼らにとって空き缶に入っている骨の意味より「カラカラ」が笑えるのだ。いきなりとびだした「カラカラ」が少女の骨が鳴る音には結びつかなかったからだ。翌週のレッスンで君たちは少女の死を「感じない」から笑ったのだと告げた。

私は初日にこの「演劇教室」の目的は「聞く、見る、感じる、そして言う」いわゆるリアクションを基本にしたレッスンだと言っておいた。これはおとなでもなかなかできない。ほとんどが覚えたせりふを自分の番が来たら口に出すことしかやってないからだ。それは役者がいかに自分を見せるかに集中するこの国の演技の本質でもある。優れた欧米のようなトーク劇がなかなか生まれ出てこないのもこのせいだと思っている。この「聞かない」芝居を見続けてきた私はこれをやりたいと思った。それにはまったく演技することを知らない子どもの頃から始めなければ身につかないと悟った。今回もできるかぎり自由に演じさせ、ただ「感じろ」だけを言い続けた。動きや台詞回しは二の次「感じる」ことが出来ればそれで良しとした。

初日一回目の公演が終わった後、照明さんが聞きにきた。ラストの「カラカラ」で明かりをF/アウトするタイミングがわからなかったと言う。演出では少女の死を思いそれを伝える「カラカラ」を叫んだ後、黙って空を睨んでアウトすることにしていた。ところが彼らの口から出た「カラカラ」は次第に悲鳴のような泣き声に変わりいつまでも終わることがなかったからだった。

子どもたちは「感じる」ことができたのだ。私は暗闇であわてて頬の涙をぬぐった。

第10回香川ジュニアコーラスフェスティヴァルに参加して

香川ジュニアコーラスフェスティヴァル
▲香川ジュニアコーラスフェスティヴァル
  国旗や民族衣装は全てお母様方の手作りです。

毎年2月11日に開催される「香川ジュニアコーラスフェスティヴァル」。香川県内の児童合唱団10団体が年に一度アルファあなぶき大ホールに集い、それぞれの持ち味を生かした歌を披露します。アクト育成事業の一つ「コールジュニア高松」は2004年に初出場、今年で7回目の出場を果たしました。我が団は、毎年テーマを定め、子ども達と話しあい、歌い合い一年をそのテーマで過ごします。

「食べ物」がテーマの年はいつも食している白菜やグリンピースを素敵な曲にしてしまう感性にわくわくし、「太陽」がテーマの年は太陽が若者であることを知り、現代に生まれてこられたことに感謝しました。昨年のテーマは「世界の子どものうた」。英語、中国語、ドイツ語、トルコ語、スワヒリ語、インドネシア語、ポーランド語、ロシア語、フランス語、イタリア語の歌と計10カ国語に挑戦しました。この子ども達が大人になるころは間違いなく今よりももっと世界は身近になっていることでしょう。この歌をきっかけに世界の人々と仲良くなれることを、そしていつの日もこの平和な時が流れることを祈りつつ、声高らかに歌いました。

さて来年8回目の出場のために取り組んでいる今年のテーマは「地球環境」です。同じ地球にすむ様々な生き物の歌を歌います。どの生き物をしらべてみてもルールを守り続けていないのは「人間」という生き物だけでした。終曲で訴えます。「人間だけのわがままで壊されていく大自然、。忘れてはいけない、地球はみんなの船だってことを。」2011年2月11日、アルファあなぶき大ホールへ応援にきてください。

コールジュニア高松  石井 真紀

新規事業紹介

子どものための芸術教育研究プロジェクト

ACT理事  錦 美弥子
▲ACT理事 錦 美弥子

今回、新たに「子どものための芸術教育プロジェクト」事業をたちあげました。これまで、10年間のACTの活動の中にも数々の子どもの育成、子ども主役の文化芸術活動が展開され、また、現在、継続事業もあります。

今回のプロジェクトは、これまでの事業活動を礎にそれをさらに進化させたプロジェクトですが、まだ、現在、丁寧に理念づくりを構築している段階です。

この事業のキーポイントは「芸術教育」という点と、10年、20年の長期スパンで取り組む事業という点です。「教育」という言葉は、随分意味が広く一言で「教育」というと、ぶっきらぼうに聞こえ、また、大人が子どもを「教育」しようという感があるのかもしれませんが、子どもから大人が学ぶことも多々あります。教育は人づくり、子どもは人間の原点、子どもを真摯に考えることは人間を真摯に考えることであり、人間社会の未来を考えることにもなります。

効率主義で、希薄な人間関係、コミュニケーション不足、そして、何か無機質さが、益々感じる現代社会を生きる、大人と子どもたち。人は、人間としての原点であるエモーション感動、パッションを忘れつつある気がします。この芸術教育プロジェクトにより感性豊かな子どもたちが大人になり、表現力豊かな市民社会を創り上げてくれる事を願っています。

現在の義務教育段階では、芸術教育を体験、体感する機会は非常に少なく、また、ネット社会の進行で五感を使う営みが子どもたちの生活に減っているのが現状です。こうした今こそ、このプロジェクトの意義があると信じます。

豊かなアクトの人的ネットワークをフルに回転させ、さまざまなジャンルの連携、絆をつくり活動していきます。大人と子どもたちの協同、共同で創り上げるプロジェクトとして、子どもたちに対しては、責任と覚悟をもち、そして楽しみながら、創り上げていきます。10年、20年後にこれからまく種が花になり、実になるまで、ご協力、ご支援よろしくお願いいたします。

最後に、このプロジェクトで、未来の香川を変える、香川から日本を変える・・・と熱く語る明石理事長の談を申し添えます。

讃岐うどんはLinux(明石 安哲)

後藤 努の瀬戸芸みてある記(2010年10月17日 記)

瀬戸内国際芸術祭2010がまもなく終わろうとしている。私も会場となっている7つの島を2回以上回ったり、ボランティアのこえび隊としてアート作品制作の手伝い、作品受付、ガイドをしたりと一通り関わってきた。

今回の開催で何より分かったことは人が来る、それも若者が来るということ。涼しくなって客層は年配の割合が高くなってきたが、暑い時期からコンスタントに島にきているのは20代、30代の若者。これは強力な青少年ツーリズム、若者ツーリズムといえるだろう。

鑑賞者としてはもちろん、こえび隊としてわざわざ遠くから島でのボランティア活動に何日も参加してくれている人も多い。高齢化の進んだ島では、若者はこれまでの日常にはいない異質な存在。交流による刺激は、この上なく心地よいものだと思う。すでに動きは起こっているが、ちょっとした案内やお店を始めるなどの主体的な動きが広がれば島自体の活性化につながる。

また実際に多くの人が訪れたことによって、島へのイメージも大きく変わったに違いない。最も分かりやすいのは豊島。案内をしたお客さんからも「ゴミの島?」という言葉を何度も聞かされたが、その先入観も実際に島を訪れればすぐに払拭される。作品を巡るだけでも、清水が涌き出て棚田が広がる豊かな島だということが分かる。

そもそもアート以前に、島は瀬戸内海の自然と風景の美しさを持っている。豊島で棚田の中間にある池に作品「Teshima sense〈豊島の気配〉」を作った戸高千世子さんもこの場所に来させるための仕掛けという。池に写り込む空と雲、深い山と海に、風を視覚化するという豊島の自然を凝縮した空間である。

No.25戸高千世子「Teshima sense〈豊島の気配〉」
▲No.25戸高千世子「Teshima sense〈豊島の気配〉」

そして、意外にも県外の方には、これら魅力的な島々に簡単にアクセスできる高松をうらやましいと言われ、地理的優位性を再認識させられた。これも狙いのうちか。

今後は、こえび隊含め、今回島にせっかく興味を持って来てくれた若者達にいかに関心を持ちつづけてもらうかが重要となる(リレーションシップ観光)。これまでの直島でも案内をすると、みな「よかった」とはいうが、その後続けて年配の方の多くは「もうこれで満足」というのに対して、若者は必ず「また来たい。」という。それがアートだからか、島だからか分からないが、何にせよ若者の価値観によると期待されているのであり、島や作品がどう変化していくのか、継続して情報発信していくことが必要だろう。

さらに、現地でさりげなく暮らし・文化をみせたことは、ひいては移住促進につながるのではないかと期待している。直島にはすでに若者の移住が起こっている。他の島でも若者をどれだけ受け入れられるかみてみたい。

今回はとりあえず走りながらでやってみた。問題はあれど、大きな本流は成功で人が来ることはわかった。イメージはだいたいできた。さてこの芸術祭というツールを島の人達を含め私たちがどう利用するか。いかに主体的に使う側に回れるか。また3年後はすぐやってくる。(ACT理事 後藤努)

豊島スクールバス休憩所
▲豊島スクールバス休憩所

その他、おすすめ展望スポット

【豊島】スクールバス休憩所
【男木島】豊玉姫神社
【女木島】鷲ケ峰展望台
【直島】地中カフェ
【大島】風の舞
【小豆島】湯船の水

編集後記

失って始めて有難さが身にしみるのは「事務所」の存在。理事会、打ち合わせは喫茶店。瓦版の作成作業は自宅のパソコン。データや資料は倉庫の奥で、探す前から諦め気分。あ~あ、やっぱり事務所がほしい。どなたかよい物件を知っていたら教えてください。 (O野)

アーツカウンシル高松は、市民自らによる芸術文化振興活動をサポートするNPO法人です。
より多くの方が賛同されることを期待します。

kouza.jpg

SNSのログインフォーム
SNS

RSS 2.0 ATOM 0.3
>> RSS、ATOMとは??

ACTスケジュール
入会はこちら
Google

WWW を検索
このサイト内を検索

お問い合わせ先

NPO法人
アーツカウンシル高松

高松市大工町8-1
E-mail:wesayact.t@gmail.com
HP:http://www.act.or.jp/
Copyright©ACT All right reserved.